コスタリカ旅行記(開幕)
聞いたこともないような鳥の鳴き声で目が覚めると、雨はすっかり上がっていた。
喉が渇いたが、生水を飲むわけには行かないので、水を求めてホテルの敷地内を散策することに。途中、朝日を浴びながらコーヒーを飲んでいる男に声をかけられる。
「サーフカヤックの大会に来たのかい?俺はデンだ。一週間前からここに来ているから、わからないことがあったら何でも聞いてくれ。」デンはこの後のボートチェックやミーティングのことを教えてくれた。
敷地の奥のほうに進むと、レストランがあった。米ドルは使えるか聞いてみたが、だめらしい。とりあえず、フロントに行ってチェックインを済ます。両替をお願いしたが断られる。しかし、レストランではカードが使えるとのこと。また、部屋番号を言ってサインしておけば、チェックアウト時にまとめて清算できるらしい。さらに、水はただでもらえる。コーヒーも飲み放題。
レストランで朝食をとった後、部屋でコーヒーを飲みながらくつろいでいると、外がにぎやかになってきた。ボートチェックが始まったらしい。早速ボートを持っていく。ここで事前にメールでやり取りしていたニール・カーンと初めて顔をあわせる。
ボートチェックでトラブル発生。グラブループにトグルを使うのはNGとのこと。「これをつかむと手がねじれて危ないだろ?」なるほど、勉強になった。グラブループは十分な長さと強度を持つ、ロープかウェビングテープでなければならないらしい。ダン・クランドールとアレクシスがウェビング・テープを調達してきてくれて無事合格のステッカーをもらうことができた。
午後からは全選手参加のミーティングがあり、ジャッジング・フォーマットなどの説明があった。夕方にはオープニング・セレモニーが開催された。地元の民族舞踊が披露され、地元の子供たちが国旗を持って参加各国の紹介が行われる。その中に「日の丸」も!
セレモニーのあと、インフォメーション・センターに行った。メールをチェックしようとしたが、アクセスできなかった。大会の運営を手伝っているおばさんに声をかけられた。
「私も昔日本に住んでたのよ。相模原にね。父がネイビーだったから。」
「本当?僕は横須賀に住んでいるんだ。相模原と同じ神奈川県だよ。」
「あら、横須賀にも住んでたことがあるのよ。明日はがんばってね、マイ・ホームタウン・ボーイ!!」
「ところでメールはチェックできた?」
「いや、アクセスできなかったよ。」
「それは困ったわね。」
「いや、むしろハッピーだよ。ここで仕事のことなんか考えたくないからね。」
「その通りね!!」
インフォメーション・センターに明日のヒート表が張り出された。早朝の第二ヒート。いよいよだ。
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