ハワイ、ノースショアはシーズン真っ盛り。「Eddie Aikau Memorial」というクイックシルバー冠のビッグウェイブコンテストがウェイティングピリオドに入っている。今回の招待選手のリスト(この大会は招待選手しか出場できない)に日本人の名前が。
脇田貴之。パイプラインでローカルに認められる、数少ないサーファーの一人。お会いしたことはないし、生で見たこともないけど、雑誌で読んだインタビューの記事は感銘を受けた。
名もないサーフスポットでもそうだろうけど、ノースショア、特にワイメアやサンセット、パイプラインでは「その波に乗るために生きている」といった人がいる。海の中に彼らの人生がある。そういったところに土足で入っていくことは許されない。少しばかり波乗りがうまくても関係ない。
脇田さんはインタビューで「そこで波乗りをするためにはリスペクトされないとダメ、そのためにはまず自分が彼らをリスペクトしないと」とおっしゃっていた。
今回、彼が招待された大会の名前にもなっている、ハワイのレジェンド「Eddie Aikau」の伝記を読むと、彼がローカルに認められる訳、多くのレジェンドがキャンセル待ちとなる中、彼が招待された理由が解かるような気がする。